予防医学研究所ニュースレター2010.07.05

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2010.7.14            
 
予防医学研究所 ニュースレター 2010.07.05

皆様お元気ですか。今日もまた、最近体験したことをお伝えいたします。

娘と息子を叱りとばす

先日のことです。今回の本を書いている時に、妻が直観でいろいろとアイディアをくれ、構成のアドバイスもしてくれました。彼女のサポートが大きかったので、お礼に食事に行くことにしました。その間2人の子供は、大学生の方にベビーシッターをお願いしました。

食事を終えて家に帰ると、娘も息子もその大学生の方と楽しそうに遊んでいました。もう10時近いし明日学校があるので、その方に帰っていただくことにしました。しかし、娘はまだ帰って欲しくないのか、バレエ教室で習ったストレッチをそのお姉さんとやり始めました・・・。

息子にぶちかます

仕方ないなあと思いながら、息子に「お風呂に入ろう」と言っても入りません・・・。娘にさんざん「お姉さんも、来週からテストがあって忙しいんだから帰ってもらいなさい」と言ってもダメ。仕方なく、だましだまし息子をお風呂場に連れて来たのですが、お風呂に入りません・・・。

「どうして入らないの?」と聞くと
「だって未来ちゃんが、最後の30分間ずーっと、大学生のお姉さんと遊んでいてずるいから」
「でもそれまで遊んでいたからいいじゃない」
「いやだ」
「でももう寝る時間だからお風呂入ろう」
「いやだ」と押し問答がはじまりました。

めんどくさくなって、息子に「もう風呂に入らなくていい」と言って、風呂場のドアを開けて外に出すと、息子は転んでしまいました。すると、息子が怒ってドアをガンガン蹴っ飛ばし自分の部屋に行ってしまいました。

娘をしかる

風呂から出ると、今度は怒りの矛先は娘に。「お前が言うことを聞かないでお姉さんを引き止めたから、誠士君が未来ばかりお姉さんと遊んでいてずるいと言って、お風呂に入らないじゃないか。もうお姉さんには来てもらわないよ」と言うと「ヤダ」。しかし、私も感情的になっていたので、話を一方的に切り上げました。

その日の夜よく考えてみると、私も自分のことを棚に上げ、子供に責任転嫁していたのではと思いました。

子供に謝る

次の日の朝子供に、「これからパパは怒りません。怒ってしまった時はバツとして、庭を掃除します」と伝えました。この庭を掃除するというアイディアは、娘が通っている学校では、人の嫌がることをした場合は、庭を掃除するというルールがあると聞いて、子供と同じ目線でやってみようと思いました。しかし、そう伝えても息子は無言で赦してくれません・・・。仕方なく散歩に出かけました。散歩から帰ってきて、また息子に謝ったのですが、まだ赦してくれません。

そこで、約束したからやらなければ、と思って庭の掃除を始めると、プランターからもれている土の中から、小さなカマキリが数匹出て来ました。そこで、「カマキリが出てきたからおいで」と息子を呼ぶと、夢中になってカマキリを取って、学校に持っていって皆んなに見せるんだとのこと。そして、「パパ、カマキリを見つけてくれたから、許してあげるよ・・・」

そうきたかと思いました。それは、子供に何回も謝ったのに赦してくれなかったのに、掃除をすると決めて、掃除をした結果カマキリが出てきて、それを息子に伝えると赦してくれた・・・。これは、口で言うだけではなく行動することが大切だ、と教えてくれたのだと思いました。

カマキリさんの立場に立つと・・・

その日夜、息子にカマキリさんはどうしたと聞いたら、帰りに学校の下駄箱のところに忘れてきたしまった・・・。実は学校に行く前に、皆に見せたらお家に持ってきて、元のところに戻してあげようね、と言うと納得していました・・・。しかし、その時は夜で、もう学校は開いていません・・・。
次の日学校に行くと、息子が下駄箱のところにカマキリを忘れていったのを、クラスメイトが見つけてくれた。そして、弱って死にそうだったので、自分の家に持って帰って、面倒を見てくれているとのこと・・・。そう聞いて考えさせられました。

それは、私の立場からすれば、カマキリさんが気づきのサポートをしてくれたわけです。しかし、カマキリさんの立場に立つと、死んでしまうかもしれないというリスクまで負って、私の気づきのサポートしてくれたわけです。例えば、これが人間で身内なら、父が病気になって、真実の愛で私の気づきをサポートしてくれたと思えます。しかし、かまきりとなると・・・。

そう考えると、ゴキブリも蚊も、殺されてしまうリスクを負って、メッセージを送ってくれているのかもしれない・・・・。でも、そうは思えないから、たたいて殺したり、ゴキブリホイホイで排除してしまう(こう書くこと自体が、この文化の規範からすると十分怪しいですよねえ。だからとてもそうは考えられませんでした)。
でも仮に、人間が何かに気づくサポートとして、蚊が刺しているとしたら・・・。

今回の体験を基に、怒ってしまっても、気づいたことを実行すれば、新たな展開が来てそこから学べるし、怒らなければそのままでいいし、どっちでもOKなんだと思うと、気が楽になりました。
まだまだ修行は続く・・・。

 

お知らせ

健康講座
テーマ:病気と心の関係
日時:7月24日(土) PM2:00-4:00
詳しくはhttp://www.yobou.org/20100724.pdf
をご覧下さい

ジェネシス ヒーリング アート センター
ご自身の直観を使ってアートを描くことにトライしたい方に向けたクラスです。
アートを描いているときは、比較的顕在意識が入りにくく、直観でクリエーションしやすい感じがいたします。
詳しくは、http://www.genesiscards.com/の「ヒーリング アート ワークショップ」をご覧下さい。8月に集中コースがございます。

予防医学研究所 ニュースレター
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